未成年者(高校生・中学生)だけで宿泊できる?

ビジネスホテルや旅館などの一般的な宿泊施設に未成年だけで泊まれるか?
保護者・親権者(親)の同意、つまり許可があれば宿泊が可能です。宿泊同意書の提出を求める所、同意書はいらないが保護者への電話確認をする所があります。
まれに成人の18歳であっても高校生である場合は同意が必要としている所もあります。
中学生も保護者の同意があれば泊まれるホテルはありますが、保護者と一緒でないと認められないという所は多いです。
自分が宿泊したい施設が保護者の同意書を必要とするか?自分の年齢を伝えて問い合わせをしてみましょう。


宿泊同意書(承諾書)とは?
子供だけの宿泊を親(保護者)が認めて許可していますという証明書・承諾書です。
どこでもらえるのか?というと、書式(テンプレート)を用意しているホテルもあれば、コレコレの内容が記入されていれば用紙も書き方も指定しないから、手書きで作ってよいですよという所もあります。
ホームページからダウンロード、FAX、郵送、当日持参。同意書をどう受け取り、どう送るかは、問い合わせれば丁寧に説明してもらえると思います。


ホテル・旅館が宿泊同意書を提出させる理由
ホテルが運営するにあたって基づいている法律「旅館業法」では、そもそも年齢制限や未成年者の宿泊を禁止する項目はありません。さらに、宿泊させる場合には同意書を提出させるという規則もありません。
中には高校生や中学生でも、年齢を確認せず同意書なしでお構いなしに泊まれるオープンな宿もあるにはあります。
そもそもホテルで未成年に同意書なんていらないと思っていた人もいることでしょう。
それではなぜ、ほとんどのホテルは未成年の保護者への同意が必要とする年齢制限をするのでしょうか?
ホテルが最も用心するのが「民法第5条」です。要約すると、第2項に「未成年者が親権者の同意なしに行なった法律行為は後で取り消すことができる」という内容があります。
つまり宿泊した後で、「同意していない宿泊なので宿泊契約自体が無効だから返金して欲しい」と親が言ってくる可能性があるからです。これは知識のある親が悪用することが多いです。
本来はまだ人間が未成熟な為、悪徳業者にそそのかされて高額な商品を買わされたり、ローンを組まされたりという場合を想定してのものです。そこそこの値段の服や娯楽品を一人で買うことも普通にあるわけですが、こちらはあまり問題にされることがありません。
どうもこの民法第5条第2項は拡大解釈されている部分があるように思います。
未成年はトラブルにならないようホテルが事前に自衛しているから、こんな面倒な同意書の手続きが必要になってしまっているのです。

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たまに同意書の必要な最低年齢を20歳未満(つまり19歳以下)に設定しているホテルもある
政府は成人年齢を18歳に引き下げる改正民法を2022年4月1日から施行しました。それまでは成人とは20歳、20歳未満が未成年とされていました。その為、ホテル・旅館の規約を修正せずに昔のまま19歳以下に同意書を求めている所があります。
また、民法では18歳が成人とされていますが、うちのホテルとしては同意書を必要とする年齢をもう少し高く設定したいという趣旨から、独自の年齢設定をしている所もあります。


成人が一緒なら未成年の親の宿泊同意書は要らないのか?
成人の同伴者と未成年者で宿泊する場合、未成年者側の保護者の同意書が必要かという意味です。
もちろん同伴者が親などの保護者であれば全く何も問題はありません。もしそうでない場合も、同伴者が成人の大人なら、ホテルは未成年者側の親の許可があるのかの確認は普通しません。その人は社会的責任を負った成人なわけですから、あえてお互いの関係の確認も求めることはしないのが一般的です。
ホテル側は親子、兄弟、親戚、友人いずれかの関係にあるのだろうと考えます。たとえ恋人同士(カップル)の男女の関係であるのだとしても、成人側の責任において未成年者の保護者の承諾を当然受けている上での行動と考えます。
例えば、成人の大学生と中高生のカップルであってもホテル側にはその関係は分からないし、追求もできません。
何かしら法律に違反する行為・事柄があった場合、責任を負うべきは成人の同伴者です。


ホテルや旅館に高校生カップルは宿泊できるか?
一般的なビジネスホテルや旅館であれば、成人の18歳でも高校生は保護者の同意が必要とされていなければ可能です。
それ以下の年齢でも保護者が許可していて同意書があれば可能です。(男女は別室という所もあり)
けれども、普通は高校生・中学生カップルにそれぞれの親が同意書を書くはずもないでしょう。反対されると思います。だから嘘をついて親から引き出したり、自分で書くか、偽造するか、年齢を偽るしかないですよね。保護者には責任がまわってきます。悲しませることのないようにして下さい。
カップルズホテルは一般のホテルとは別です。「風俗営業法」で運営されているので、同伴が何歳であれ、同意書があれ、18歳未満の利用は出来ません。


ホテル・旅館で年齢確認はあるのか?
通常、身分証の提示による年齢確認はありませんが、例外として学割プラン(学生プラン)やシルバー割引プランを用意している所もあり、そのプランで予約した場合はチェックイン時に学生証の提示や、年齢が示せる証明書が必要なことがあります。
そのため、予約の時点では年齢は分かりません。インターネット予約サイトから情報が伝わるか?ですが、ほとんどのサイトは分かりません。一部宿側が管理画面から深く検索した場合は分かるところはあります。それ以外は情報として伝えないか、10代・20代・30代といった大まかな区分でしか表示していません。(自社のホームページは年齢を入力する予約形式もあるかもしれません。)
チェックイン時に宿泊者名簿を書かされますが、これは旅館業法で定められているものです。ほとんどの宿の名簿に年齢の項目があると思いますので、その時点でホテルに知られる、ばれることになります。
(GoToトラベルの割引きを利用する者は身分証の提示が必要になっています)


保護者の同意が必要な年齢で同意を得ておらず、ホテルに行ったらその場で宿泊を断られることはあるか?
デイユースでも同様ですが、宿泊者名簿に年齢や生年月日の欄が設けてあって、それで分かってしまった場合はやはりあるかもしれません。
ただ、よっぽど見た目が幼いとか制服を着てチェックインに来たとかなら話は別ですが、名簿に18歳またはホテルが定めている同意書が必要ない歳、またはそれになるよう計算して生年月日を偽って記入されてしまうとホテル側はどうしようもないかもしれません。年齢詐称の可能性があっても、サービス業であるホテルが、お客様を疑うような発言や身分証の提示を求めての確認は現実的には難しいです。
ホテル側が名簿の年齢や生年月日でチェックする努力をしているにもかかわらず、本人の意思でごまかす場合は、ホテルの責任も回避できる可能性が高いでしょう。コンビニでタバコやお酒を買う時に20歳以上であるという確認をレジの画面で押させられるのと同じです。
そうとう幼いと疑われたら、そうだ「同意書を書いてもらったがそれを忘れてしまった」と言おう。まさかお断りだ、帰れ!とか言わないだろう。なんて考えるかな?結局は保護者に電話確認されて、おまけに後日郵送で送ってとなるので素直にもらっておきましょう。

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ネットカフェ(漫画喫茶)やカプセルホテルは?
ネットカフェ(漫画喫茶)は都道府県ごとの条例に従って違いがあるものの身分証の提示が必要です。そこで年齢確認をされるところがほとんどです。(個室型でなく、オープンスペースタイプの所は身分証明が不要な場合があります)
そして、18歳以上ならたいてい宿泊できます。(18歳であっても高校生の場合はダメという所もあります。身分証提示を学生証にしなければ大丈夫か?)
ただ、18歳未満でも夜間以外は利用できます。つまり夜間(深夜)の利用が制限されています。これも店舗によって異なりますが、だいたい18歳未満(つまり17歳以下)は22時から、16歳未満(つまり15歳以下)は20時から利用禁止の所が多いです。たとえ保護者の同意があっても利用できません。
身分証提示を考えると、ネットカフェは一般的なホテル・旅館よりもチェックは厳しいと言えるかもしれません。
家出した少年・少女が寝泊まりにネットカフェを思い付くことは多いかもしれませんが、かわいそうですが世の中そううまくはいかないのです。

カプセルホテルは、一般的なホテル・旅館と同じ考えをすればよいです。


未成年者が泊まり易い宿泊施設は?
「ユースホステル」があります。「簡素な旅を通した青少年の健全育成」を理念に掲げて運営されていますから、若い子が宿泊すること、一人旅等も前提に考えられています。最近は個室を用意している施設も多いそうですが、ドミトリー(相部屋形式)が普通です。男女は別室が基本です。
友達仲間の複数人でドミトリーの一部屋を貸し切りで使えるという場合はよいでしょうが、一人旅で他人と相部屋というのは苦手な若者が多いのでは?とは思います。
「ホステル」という宿泊形態がありますが、「ユースホステル」とは別物と思って下さい。


ディズニーやユニバーサルスタジオジャパンのホテルは?
未成年のみが仲間同士で旅行に行って外泊したいというのは、今時はあるのが普通なんじゃないかと私は思います。中学の卒業旅行も浸透しているようですし、子供たちだけの宿泊に寛容な親御さんもいるでしょう。高校生だけ、中学生だけで旅行して、ホテルや旅館に泊まりたいというその気持ちは理解してあげられるのだけど、現状そうはいかず不満な若者もいることでしょう。
例えば遠方から仲間同士でディズニーランドやUSJに泊まり掛けで遊びに行きたいと考えたとしましょう。
ディズニーのオフィシャルホテルは
「ご宿泊者が未成年の方で1名様または未成年の方同士の場合、親権者様に「同意書」の提出をお願いしております」
というルールです。文面どうりに解釈すれば高校生でも18歳ならばOKということになります。
USJ近隣のホテルのルールはバラバラです。18歳以上なら同意書なしの所。高校生以上なら同意書なしの所。高校生以下は同意書が必要な所。いろいろですから事前によく調べる必要があります。
中二病気味で一生が終わるのではないかと思える私のような大人もいる一方で、実にしっかりした若い人もいますから、年齢による線引きはあまり現実的ではないかなと個人的には思います。
親に宿泊許可をもらったからといってもダメなことはしちゃいけません。多いのが飲酒・喫煙。法律は守りましょう。成人年齢が18歳に改正されても、お酒やタバコも18歳からになるわけではありません。今までと同じ20歳からです。
外出自由なホテル・旅館であっても、「青少年保護育成条例」に18歳未満の深夜の外出が制限されている都道府県が多いですから、こちらも注意してください。


乳児・幼児、小学生の場合は?
何歳から一人で泊まれるか?の質問の意味には、とても幼い子供の場合でも可能なのか?が含まれているかもしれません。保護者・親権者の同意があれば、たとえ幼児や小学生でも一人で泊めさせてもらえるのかというと、そんなことはなくて、それはまた別の問題です。ホテル・旅館は託児所ではありません。幼い子供だけを部屋に一人で残すという世間一般の良し悪しの問題になります。
「静かな大人の宿」として、そもそも家族と一緒であっても子供はお断りという、最低チェックイン年齢の制限がある宿もあるくらいです。例えば12歳未満(11歳以下)・16歳未満(15歳以下)は(はしゃぐ年頃なので)ダメだよとか細かく規定している所や、小学生以下・中学生以下は(うちは静かな大人の宿がウリなので)ご遠慮下さいなんて所も、少ないですがあったりします。
そうでない宿でも、かなり小さなお子様を一人で預かる所があるかというと、可能性はほとんどないでしょう。もしあったとしても従業員側の負担はそうとうなものになると思います。
昔、夏休みになると自転車で日本一周を目指す小学生がいたものです。旅館に一人で泊まっていたこともあったと思うのですが、事情を話して協力してくれる旅館等を探す・問い合わせてみることはしても良いとは思います。ただ、もしそのような親切な宿があったとしたら、かなりの心付けは必要かと思います。


親や保護者が一緒なら何歳から宿泊可能なのか?
つまり、赤ちゃんや幼い子供連れでホテル・旅館に泊まれるものなのか?迷惑だからダメなのか?という意味です。旅館業法は特に年齢制限はありません。何も制限がないなら、親が常に一緒ならば0歳児でも泊まれます。けれども独自に制限ルールを設けていて、赤ちゃんはお断りされる宿泊施設というのは意外に多いので注意です。

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